白いバラ 

               三橋雄一訳詩

    1 若者が 夜明けの森で
       バラの花 見つけた
      朝日にひとり 匂い咲く
       白いバラの花
      若者の 瞳が輝き
       そそぐよ その花に

    2 行くよ 優しい若者は
       バラの花 折らずに
      思いのままに 咲き匂い
       静かに散るように
      そよ吹く 南の風が
       歌うよ その花に